
そんな疑問にお応えします。
結論から先にいうと、サービス残業は当たり前ではく、違法です。
しかし違法と知りながら、社員にサービス残業をさせている会社がたくさん存在します。
わたしは、過去に4度の転職経験をしました。
転職を経験しわかったのは、サービス残業の有無は会社によって全く違うということです。
サービス残業が当たり前の会社もあれば、5分単位で残業代を100%支給してくれる会社もあるのが現実です。
もしサービス残業が当たり前の会社で働いているのであれば、もっと良い会社を探した方が良いかもしれません。
本記事では、サービス残業の実態と対処法をお伝えします。
正社員はサービス残業が当たり前ではない!


繰り返しになりますが、サービス残業は当たり前ではありません!
「サービス残業は当たり前!」ということをよく耳にしますが、サービス残業は違法です。
労働基準法の32条では、以下のように定められています。
第32条(労働時間)
- 「使用者は労働者に対して休憩時間を除いた1週間について40時間を超えて労働をさせてはならない」
- 「使用者は労働者に対して、1週間の各日、休憩時間を除いて8時間以上の労働をさせてはならない」
引用:労働基準法
われわれサラリーマンは、労働基準法という法律で守られています。
- 1日:8時間以内
- 1週間:40時間以内
法定労働時間以上に働く場合は、残業代として賃金を受け取る権利があります。
- 時間外労働(法定8時間労働を超える分):25%アップ
- 深夜労働(午後10時~午前5時):25%アップ
- 休日労働(法定4周4日の休日の労働):35%アップ
サービス残業をするぐらいなら、副業でお金を少しでも稼いだ方がイイですよ。
サービス残業の実態


サービス残業は違法ですが、実際には多くの人がサービス残業を経験しているようです。
日本労働組合総連合会「労働時間に関する調査」では、半数以上の人がサービス残業をした経験があると回答しています。
特に正社員では、51.9%で半数以上の人がサービス残業を経験しているようです。
- 「サービス残業せざるをえない状況になったことがある」:42.6%
- 1ヶ月の平均的なサービス残業:16.7時間
「サービス残業は当たり前」と耳にする理由が、よくわかりますね。
毎日30分~1時間ほど、サービス残業をしている人が多いようです。
毎月20時間、1年間に換算すると240時間もの時間を奪われいます。時給1,000円としても、24万円を損失していることになります。
サービス残業って、恐ろしいですよ。。
サービス残業を強要された場合の3つの対処法


サービス残業が多すぎて、もう限界がきているかもしれません。
しかし、会社でサービス残業が当たり前になっているのであれば受け入れるしかないのかもしれません。
サービス残業への選択肢は、3つしかありません。
- 言われるままに仕事をする
- 定時で帰る努力をする
- 転職する
1.言われるままに仕事する
「サービス残業は当たり前」として、受け入れている人も多いのではないでしょうか?
言われるままに仕事をするのが、精神的には一番ラクですからね。
しかし、サービス残業を長く続けていると身体に悪影響を及ぼします。
わたしは過労で倒れ、会社を退職することになりました。
2.定時で帰る努力をする
サービス残業が当たり前になっている会社では、業務改善をしていない場合があります。
目の前の業務に追われ、効率良い働き方が出来ていないことが多々あるのです。
業務を改善すれば、サービス残業地獄から抜け出すことが出来るかもしれません。
しかし、根本的な問題が解決されなければ残業時間は減らすことができません。
望んで残業をしている人は、誰もいませんからね。
一社員が社内業務を改善するには、限界があります。
3.転職する
サービス残業から抜け出したい!と思っている方は、転職することが現実的な方法です。
「サービス残業」は、会社に根付いた悪習慣です。一社員が社風を変えるのは、ほぼ不可能です。
あなたが定年するまで、サービス残業の風習は無くならないかもしれません。
あなたが現状から脱出するためには、転職することが賢明です。
わたしは転職することにより、何十時間もの時間を手にすることが出来ました。
今の生活を変えたい!と思っているのであれば、転職することをおすすめします。
サービス残業がなくならない3つの理由


サービス残業を違法は、違法だと誰もが知っています。
しかし違法だと知りながらも、日本からサービス残業はなくなりません。
何故サービス残業がなくならないのでしょうか?
理由を考えてみました。
1.残業が承認されない
わたしが以前働いていた会社では、残業は月10時間までしか承認されていませんでした。
もちろん、それ以上働いているのでサービス残業確定です。
残業は、承認されていなければ残業代は出ませんからね。
世の中のサービス残業の多くは、上司の承認が得られないから発生しているのではないでしょうか?
わたしの残業時間は、以下のように申請させられていました。
- 早朝出勤:混雑を回避するため
- 残業時間:自己啓発のため
模範的な社員でしょ??
2.「みなし残業代」でごまかされている
「みなし残業代」の制度も、サービス残業を増やしている要因です。
本来なら「みなし残業」の時間を超えた分は、しっかりと残業代を支払わなければなりません。
しかし、みんな「どうせ言ってもしょうがない。。」と、諦めてしまっています。
「みなし残業制度」を導入している会社の場合、みんな納得しているののでしょうか?疑問が残ります。
3.役職手当でごまかされる
「名ばかり管理職」という言葉を聞いたことがあると思います。
- 課長だから残業代を払わなくて良い
- 店長だから残業代は払わなくて良い
こんな言葉で騙されて、みんなタダ働きさせらてれいます。
役職手当が支払われていても、残業代を支払わない場合は違法です。
会社はコストを削減するために必死なので、騙されないようにしなくてはいけません。
サービス残業のない仕事の見分け方


転職することを決意しても、転職先が「サービス残業が当たり前」の会社では意味がありません。
「サービス残業のない会社」に転職するためには、しっかりと会社を調べることが大切です。
サービス残業のない会社を見分ける方法は、2つです。
- 実際に会社へ行って確認する
- 転職口コミサイトを利用する
1.実際に会社へ行って確認する
サービス残業の有無を確認するための最も効果的な方法は、就業時間後に会社の様子を外から見に行くことです。
夜に会社を身にいけば、実際にはどれくらい働いているのかを自分の目で確認することが出来ます。
求人票に記載されている残業時間は、残業代が支払われる時間の事がほとんどですからね。
絶対にサービス残業はしたくない!と思うのであれば、会社を見に行くことが一番よい方法です。


2.転職口コミサイトを利用する
転職する際には、必ず転職口コミサイトを確認するようにしてください。
口コミサイトには、実際に働いている人の貴重な意見を知ることが出来ます。
サービス残業が蔓延しているのであれば、必ず口コミサイトに悪い評判が載っているはずです。
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まとめ


最後に、サービス残業についてまとめておきます。
- サービス残業は当たり前ではない!
- サービス残業は違法である
- 半数以上の人がサービス残業をした経験がある
- サービス残業への選択肢は、3つしかない
- サービス残業が嫌なら、転職活動をする
サービス残業は、サラリーマンの50%以上が経験していることです。
しかし、ホワイト企業ではサービス残業なんて言葉すら存在しません。
サービス残業は、当たり前ではないのです。
働いた分の残業代を貰わないと。時間もお金も失ってしまうことになりますよ。
現状に不満がある人は、まず行動してみてください。