
平均勤続年数って重要なの?勤続年数ってどれくらいが普通なんだろう?
こんな疑問を解決する記事を書きました。
結論、日本の企業の平均勤続年数は12.4年となっています。
ただし、12年というのは全体の数字で、企業規模・業界・業種によって大きく変わってきます。
本記事では、平均勤続年数について詳しく解説していきます。



就職先の平均勤続年数があまりにも低ければ、一度考え直した方が良いかもしれませんよ。
平均勤続年数の目安は重要


平均勤続年数とは、現在勤務している社員の勤続年数を平均した数字です。
日本の会社の平均勤続年数はどれぐらいなんでしょうか?
国税庁の調査結果によると、全体の平均勤続年数は12.4年となっています。
全体の平均勤続年数は12.4年。男女別では男性13.9年、女性10.1年と、男性のほうが長い傾向もある。
引用:国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」
入社してから会社を辞めるまでの平均年数を指す数字ではないので、ちょっと注意が必要です。
平均勤続年数が長い企業は、辞める人が少ないということになります。



平均勤続年数は、就職するにあたっては気にするべき数字のひとつですね。
企業規模別の平均勤続年数
平均勤続年数は、企業規模によっても変わってきます。
行政が独自調査した によると、規模が大きくなるほど平均年齢は短くなっています。
規模別 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
1~5人 | 19.1年 | 16.6年 |
6~10人 | 16.0年 | 15.3年 |
11~30人 | 11.4年 | 12.1年 |
31~50人 | 12.6年 | 11.1年 |
51~100人 | 8.8年 | 11.2年 |
101人以上 | 12.3年 | 9.3年 |
新入社員を採用する大企業では平均勤続年数が低くなります。
業種別の平均勤続年数
平均勤続年数は、業種によっても大きく異なります
規模別 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
建設業 | 15.2年 | 14.8年 |
製造業 | 11.9年 | 9.4年 |
情報通信・運輸業 | 10.9年 | 8.7年 |
卸売り・小売業 | 15.7年 | 16.4年 |
金融・保険業 | 13.7年 | 8.0年 |
飲食業 | 20.0年 | 18.0年 |
宿泊業 | 8.1年 | 13.4年 |
医療・福祉 | 11.5年 | 11,5年 |
サービス業 | 12.4年 | 14.0年 |
その他 | 12.8年 | 9.1年 |
せっかく入社をするなら長く同じ会社で働きたい!と思う人が多いと思いますよね。



就職活動をする時は、平均勤続年数を会社に聞いてみると良いですよ。
平均勤続年数が長い会社TOP300


平均勤続年数が長い会社TOP300社を見て見ると、勤続年数が20年を超える会社がズラーッと並んでいます。


1位は、京阪電気鉄道で平均勤続年数26.5年となっています。
平均勤続年数が、26.5年とは凄い数字になっていますね。
高卒から就職したとして44.5歳。大卒から就職したなら48.5歳まで平均して働いているということになります。
多分ほとんどの人が辞めずに、定年を迎えているんでしょうね。なんというホワイト企業!
ちなみに平均勤続年数が20年以上の会社は、108社もありました。



こんな会社で、働いてみたかったなぁと叶わない夢を見てしまいます。
まとめ:平均勤続年数はひとつの目安は12年


平均勤続年数は、会社を選ぶにあたって気になる点のひとつだと思います。
日本の平均勤続年数は、12.4年なので会社を選ぶ時のひとつの目安として下さい。
企業規模・業界・業種によっても平均勤続年数が異なってきます。



自分がやりたい仕事は働きやすい業界なのか?を入社する前にしっかりと調べておきましょう!